大正浪漫/YOASOBI<歌詞の意味と解釈を考察>愛は時を超える

歌詞考察

YOASOBIの「大正浪漫」の歌詞の意味と解釈を考察していきたいと思います。

この曲は小説の「大正ロマンス」が原作となってできました。

「夜に駆ける」に始まり「怪物」「ラブレター」など今最も勢いがあると言っても過言ではない彼ら。

この記事を読めば原作のあらすじと歌詞の意味が分かります!

概要

この曲は2021年9月15日に配信が開始されました。

YOASOBI「大正浪漫」Official Music Video

「夜に駆ける」「群青」などの過去作と同様に原作が存在します。
原作募集コンテスト「夜遊びコンテストvol.2」にて、2,086作の投稿の中から大賞を受賞したNATSUMI著の小説「大正ロマンス」をもとに制作されました。

今回の配信に合わせて原作の「大正ロマンス」を加筆しアップデートした「大正浪漫」の書籍も同時に発売となりました。

「時翔のもとに届いた不思議な手紙。
100年前を生きる千代子が書いたものらしい。
思いがけず始まった〝文通〟で距離を縮めるふたりだったが――令和と大正、時を超えた恋の行方は?」
というあらすじの時代を超えた美しい恋物語となっています。

こちらから「大正ロマンス」を読むことができます。
物語の内容は歌詞考察で触れますが、10分程の短い作品なので先に読んでみてもいいかもしれません。

「大正ロマンス」を大幅加筆したものがこちらです。

より鮮明に景色をイメージし、作品に没入したい方はこちらを読んだ方がもっと感動することができます。

それではポイントを見ていきましょう!

Point
  • 原作の景色を忠実に再現
  • 時を超えた恋
  • いつかあの世で会いに行くよ

歌詞

ある日突然にそれは
訪れた出来事
始まりは一通の手紙
送り主は遥か昔を生きる君
そんな不可思議な出会い

僕の時代には今
こんなものがあって
こんな暮らしをしているよ
文字に込めて伝え合ううちに
いつしか芽生えたロマンス

決して出会うことの出来ない僕ら
それぞれの世界から
綴る言葉
募る想い
姿さえも
知らないまま

どんな時も君の言葉を
待ち焦がれているんだ
生きる時代は違うけど
何度でも時間を越えて
君と伝え合う想い
願いが叶うなら
一目でいいから
会いたいな
好きだから

不意に思い出したのは
君が生きる時代の明日
起こること
悲しいこと
伝えなくちゃ
どうか奇跡よ起きて

過ぎていく時と
変わる季節
あれから途絶えた手紙
もう届かない言葉だけが胸を締めつける

遥か彼方100年先を
君が見てみたいと願った未来を今
僕はまだ歩いているよ
苦しい想いを胸に抱いたまま
そんな僕に届いた手紙
見覚えのある待ち焦がれていた文字
それは君があの日を越えて
僕に書いた最後の恋文
君が君の時代を生きた証を
八千代越えても握りしめて
僕が僕の時代に見るその全てを
いつか伝えに行くよ

作詞作曲:Ayase

歌詞考察

一番

ある日突然にそれは
訪れた出来事
始まりは一通の手紙
送り主は遥か昔を生きる君
そんな不可思議な出会い

物語はとある手紙が届くところから始まります。

主人公の中学3年生の時翔(ときと)の勉強机の上に「百年後」というタイトルの手紙が置いてありました。

それは大正時代に生きる千代子という同い年の少女からのものでした。

彼女が百年後の東京はどうなっているんだと想像したものを紙に書き留めてみたら不思議なことに百年後の時翔のところに届いたのです。

僕の時代には今
こんなものがあって
こんな暮らしをしているよ
文字に込めて伝え合ううちに
いつしか芽生えたロマンス

令和の時代には洗濯機とかエアコンとかスマホがあってね
と現代でどんなものが発明されているのかを手紙に書きます。

そんなやりとりを繰り返しているうちに時翔は千代子に恋心を抱きます

決して出会うことの出来ない僕ら
それぞれの世界から
綴る言葉
募る想い
姿さえも
知らないまま

令和と大正に生きる二人。

時代が違うので会うことはできません。

どんな顔か知ることはできないけれど、文字を交わす度にその想いは膨らんでいきます。

どんな時も君の言葉を
待ち焦がれているんだ
生きる時代は違うけど
何度でも時間を越えて
君と伝え合う想い
願いが叶うなら
一目でいいから
会いたいな
好きだから

手紙は書いてから10日で彼女に届きます。

だから早く返事がこないかなとそわそわしてしまいます。
時間が掛かるからこそ一通の手紙が凄く重みと価値のあるものなのです。

何度も何度も手紙でやりとりして想いを文字に込めると時翔は千代子のことが好きになりました。

それは千代子も同じです。

会いたい、好きだという想いは二人ともでした。

ナナメ
ナナメ

二番では突然二人の前に困難が訪れるで…

二番

不意に思い出したのは
君が生きる時代の明日
起こること
悲しいこと
伝えなくちゃ
どうか奇跡よ起きて

時翔はある日のニュースで明日で関東大震災から百年が経つことを知る。

つまり百年前の千代子にとっては明日関東大震災の被害に遭ってしまうということです。

時翔は慌てて手紙を書きますが届くのに10日かかってしまいます。

明日には間に合わない。そう分かっているけど奇跡的になんとかなって欲しいという微かな希望に祈るしかありません。

過ぎていく時と
変わる季節
あれから途絶えた手紙
もう届かない言葉だけが胸を締めつける

関東大震災の日から何日も経ちました。

手紙は返ってきません。

10日は既に経ち、季節が変わってしまう程時間は過ぎました。

間に合わなかった。

もっと早く気づいていたら彼女を救えたのに。もっと早く気づいていたら彼女に好きだと伝えられたのに。

もう文字に想いを込めることはできません。

不思議な恋は悲しい結末を迎えます。

遥か彼方100年先を
君が見てみたいと願った未来を今
僕はまだ歩いているよ
苦しい想いを胸に抱いたまま
そんな僕に届いた手紙
見覚えのある待ち焦がれていた文字
それは君があの日を越えて
僕に書いた最後の恋文
君が君の時代を生きた証を
八千代越えても握りしめて
僕が僕の時代に見るその全てを
いつか伝えに行くよ

千代子がいつかこうなってるんじゃないかと想像した未来に時翔は生きています。

もう会えなくなった千代子の分まで必死で生きています。

そんなある日高校生になった時翔は友人の家に行くと友人のおじいちゃんがいました。

帰り際おじいちゃんから一通の手紙を渡されました。

そこには千代子の文字で書かれていました。

千代子は奇跡的に生き残りましたが手紙を出すことはできなくなったので80歳になったとき息子に手紙を託したのです。

恐らく千代子はもう亡くなっています。

千代子が生きた80年という長い年月を大事に握りしめて時翔は歩いていきます。

いつか自分が死んでしまってあの世に行ったときに沢山話せるように、千代子の分まで見たことないこと感じたことないもの色んな経験をして生きていこうと前を向いて歩いていきます。

おわりに

今回は原作を約3分の音にまとめたような作品でした。

小説と音楽の両方を味わえることがYOASOBIの良さだと思います。

是非原作を読んで新しい発見をしてみて下さい!

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